radio SHARK 2 とは?
Griffin Technology の radio SHARK 2 は、USB 接続できる AM/FM ラジオチューナーです。対応 OS は Windows XP, Mac OS 10.3, 10.4 で、Windows 2000 は非対応となっていますが、私は Windows 2000 SP4 で下記のソフトウエアを利用してラジオサーバを構築しています。
- radio SHARK 2 の制御: ControlSHARK2
- ラジオの聴取: VLC media player
- ラジオのタイマー録音: RecordingScheduler
ドライバは Windows 2000 の USB オーディオデバイスです。
ControlSHARK2 はコマンドラインオプションで受信バンド(AM/FM)および周波数を指定して起動させるとチューニングできます。これをバッチファイルにしておくとクリックするだけでチューニングできて便利です。一方、RecordingScheduler は録音スケジュールを管理できるのですが、各スケジュールの開始前および終了後*1に指定したコマンドを実行できるようになっています。つまり、録音スケジュール開始前のコマンドとして ControlSHARK2 のバッチファイルを指定しておけば、ラジオ録音サーバができあがるというわけです。これらのソフトウエアの作者様に感謝しております。
なお、http://hoop.euqset.org/archives/058605.html によれば Linux でも制御できるようです。
AM/FM 受信状況
AM については、USB ケーブルを延長して radio SHARK 2 をパソコンから遠くかつ窓の近くに置くことでローカル局の受信は良好にできています。
問題は FM です。radio SHARK 2 には外部アンテナ接続用に3.5φステレオミニジャックが搭載されており、FM アンテナを外付けできるようになっています。簡易 FM アンテナが付属しているのですがどうにも使い物になりません。そこで、[http://www.binword.com/blog/archives/000518.html:title] を見てテレビのアンテナ線を [http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/cord/acc/index.cfm?PD=1541:title=Sony EAC-39] で radio SHARK 2 に接続してみました。しかしながら、アンテナ線で受信できる電波が CATV の再送信したものであるためか、ノイズが酷く駄目でした((EAC-39 が3.5φモノラルミニジャックなのが悪いのかと思い、[http://www.amazon.co.jp/DX%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A-DM-73F-B-%E6%95%B4%E5%90%88%E5%99%A8/dp/B000JNBXJA:title=dm-73f]も購入し、ステレオミニプラグに接続していろいろ試してみましたがあまり変わりませんでした。))。[http://www2.jp.onkyo.com/product/products.nsf/view/7b345f6333ad32c74925690a001a2613?OpenDocument:title=ONKYO INTEC 185] にアンテナ線を接続した場合は若干ノイズが乗っているものの概ね綺麗に受信できていますので、radio SHARK 2 のチューナーの受信感度は低いようです。
がっかりしつつ、手元にあった 3.5φステレオミニ延長ケーブル (3m) を部屋に張り*2、アンテナ端子に接続してみると受信状況が大幅に改善しました。これは、私が住んでいる場所の FM の電波が強いためだろうと思います*3。
なお、アンテナ長は T, T/2, T/4, ... (T=3.0*10^8/f、T: 周期、f: 周波数) が良いとされており、80MHz 前後の電波を受信する際の最適なアンテナ長は http://radiocafe.jp/manual/index.html にあるように約 3.75m, 1.88m, ... です。3m のケーブルは合っていないですね。
